ソウル火汗蒸幕事情 [ソウルでのこと]
先日、観光ガイドブックなどによく出ている 火汗蒸幕(プルハンジュンマク)なるものを経験した。2年前定年退職された尊敬する先輩夫婦が、この4月に来韓される(うちに3泊する)というので、いざという場合(先輩が行きたいと言う場合)に備えて、現地体験調査をすることになったのだ。私はあまり気が進まなかったが、家内が無理に電話で、「基本コ-ス」なるものを予約してしまった。「基本コ-スってどんなコ-スや?」って聞くと、「行ったらわかる」という、大変理にかなったお返事だった。しかし、字を見ただけで恐ろしくなるような場所ではないか。 何しろ、「火」、「汗」、「蒸」、「幕」なのである。火にあぶられ、汗をかき、蒸し揚げられたあげく、幕の内弁当にされてしまうのだ。
侵略すること「火」の如く
湧き出すこと、「汗」の如く
シュウマイを作ること、「蒸」の如く
囲い込むこと、「幕」の如し
これでは武田信玄ではないか(ちょっと違うかも知れない...火しか合ってない)。彼も隠れ里の隠れ湯に「火汗蒸幕」システムを採用していたのか?
行ったのは、大手観光ガイドブックにも載っていた、うちのアパ-トから歩いて10分ほどの「 火汗蒸幕」である。入り口はビルの裏通り側の横手で、ちょっどそのビルが工事中だったこともあり、入り口付近には建材が積まれていたりして、「う~ん、これは、もし火事になったらきっと助からないような所かも知れない」と、すでに及び腰になる。「日本語ができる」とガイド・ブックに記されていた受付で、予約をしていたことを告げる。「基本コ-ス」は、いかなるものでどのようなメニュ-になっているのかを聞いたが、「95,000ウォンだ」と言うことと、「4つのマッサ-ジから1つ選ぶ」ということしか聞き出すことはできなかった。言われるままに一人95,000ウォンを払い、「スポ-ツ・マッサ-ジ」なるものを選んだ。ほんとうは、「アロマ・オイル・マッサ-ジ」が良かったのだが、メニュ-になかった。家内も、「スポ-ツ・マッサ-ジ」を選ぼうとしたが、そのマッサ-ジ師が一人しかいないと言われ、「タイ・マッサ-ジ」を選んだ。この辺りから、すでに不安感・不信感が出てくる。ロッカ-の鍵と2セットの着替えをもらう。
「はい、ここに靴を入れます」、まずは靴のロッカ-に案内される。「この先は、サウナ(お風呂)ある。シャワ-だけする、10分後に着替えてここ来る。私待ってる」、と案内のアジュンマが言う。温度の違う3つの浴槽があり、普通のサウナも併設されている。韓国のサウナ(お風呂)は、「前を隠さない」システムなので、みなさん大手を振って風呂場を闊歩している。一人、全身刺青の人もいた。シャワ-を浴び、ぬるめのお風呂につかると、すでに10分経過。あわてて、体を拭き、支給されたTシャツに7部丈の短パンに着替え、靴のロッカ-の場所に行く。
「さあ、行きます」。案内のアジュンマについて階段を下りると、そこには予想していなかった風景が...7~8人のアジュンマが御座をひいて、その上で輪になって座り、何か飲み食いしているのだ。圧倒的に寛いでいる。そして、そんなグル-プが他にももう一つ。別の所では、ひいた御座の上でカップルがくっついて寝ている。ここは、40年前の海水浴場かと思うばかりの風景である。しかし、よく見ると、御座だと思ったのはヨガなどで使いそうなマットだった。寛いでいるのは、「火汗蒸幕 」で消耗した体を休めているらしい。「ここで、飲んだり食べたり出来るよ。ロッカ-の鍵で買い物できる。あそこに二つ 火汗蒸幕(プルハンジュンマク)がある。出たり入ったり。あそこに氷の部屋ある。20分経ったら、前の場所に来るください」。アジュンマの説名を受け見渡すと、確かに岩で出来た大きなカマクラのようなものが2つある。それぞれの入り口付近には温度表示があり、「83℃」と「56℃」だった。窓からのぞいてみると中では何人か人が座っている。入り口の横にはコ-ヒ-豆の袋のようなものが置いてあり、どうやらこれを持って入るらしい(ガイド・ブックの写真で見た)。早速、「83℃」の方に入る。入り口は保温のためだろう、小さくて腰をかがめて入る。お茶室へ入るようだ。中は直径4~5メートルのド-ムである。他の人に習ってコ-ヒ-豆の袋(?)を床に敷き、その上に座る。入って30秒もたたないうちに体から汗があふれ出す。通常のサウナではこんな風にはならない。まさに、「火汗蒸幕」そのものである。座禅に似たようなポーズをとり、「ポトポト」、自分の汗が流れ滴り落ちる音を聞きながら、ゆっくり腹式呼吸を繰り返す。冷凍シュウマイを持ってこなかったことを後悔する(あのアジュンマたちが食べているのはきっと、持ち込んだ冷凍シュ-マイか冷凍豚マンに違いない)。5分も経っただろうか、足が熱くて我慢できず火汗蒸幕を出る。そして、隣の「56℃」の方へ入る。カマクラの入り口には、「紫水晶ナンタラカンタラ」と書いてあった。中に入ると、 火汗蒸幕から来たものにとって大変快適だった。実際その狭いド-ムの中で鼾をかいて寝ている人もいた。壁一面に確かに紫水晶のようなものが埋め込んであったが、真偽のほどはわからない。私は基本的に懐疑的な人間なのだ。 火汗蒸幕に比べ、あまりにぬるいので、今度は氷の部屋に入った。しかしそこは氷の部屋というより、あまり霜取りの出来てない冷蔵庫の中といった感じで、表示温度も「6℃」と、外気温とあまり変わらない。「せっかく来たのだから」と、再び 火汗蒸幕に戻る。そしてあふれる汗を楽しんでいると、案内のアジュンマが入り口から顔を覗かせ、「時間ですよ」と森光子のようなことを言った。いつの間にか25分が経っていて。「すみません...」
「垢すり、予約してる。早く、早く」、アジュンマにせかされ、例の靴のロッカ-の所へ戻る。そこで、風呂場担当?のアジョシにバトンタッチ。シャワ-を浴び、浴槽に浸かっているよう支持される(すべてボディ-・ラングェッジのみ)。5分ほどすると、別の40歳くらいのアジョシが目で合図をして、こちらに来るようにとサインを送ってきた。そちらに行くと、そこに横たわるようにと手で合図を送ってきた。そこは、洗い場の片隅に3台の手術台のようなものが置かれた、まったくのオ-プン・スペ-スだった。ここで垢すりが行われるらしい。前述したように、韓国のお風呂は一切「前を隠さない」仕来りである。まったくの生まれたままの姿(50年以上経っているけど)でオ-プン・スペ-スに横たわるのは、精神的抵抗感がある。「うつぶせ?」微かな願いを込めて、手まねで聞いてみる。「もちろん仰向けだよ」、仕草で返事がある。0.5秒ほどの逡巡のあと、心を決めてその台の上に仰向けに寝る。そして、自分のその姿を想像しないように努めた。生ぬるいお湯が全身にかけられる。「ん?」、その生ぬるさが妙に柔らかく気持ちがいい。すると、右手が持ち上げられ、その40歳ほどのアジョシの素の太ももの上に置かれる(垢すりのアジョシは水泳パンツのみをはいている)。「ええっ?」、生まれてこの方、成人男子の太ももに肌と肌で直接触れ合うことなど1度もなかった(はずだ)。「お母さん、ごめんなさい」。そんな私の心の動揺など知るはずもなく、アジョシは私の手を腕を垢すりグロ-ブでこすり始める。「あれっ?」、しばらくするとそれが意外と気持ちいいと思うようになった(肌と肌の触れ合いではなく、垢すりグロ-ブでこすられている感覚)。そしてどういうわけか、私は自分自身が台所にある流し台になったような気がした。私は流し台になり、誰かが柔らかめのタワシできれいに磨き上げてくれている、そんな感覚だ。流し台は羞恥心から自由だ。ただ、自分が磨かれていることのみを楽しむことができる。横向きにされ、裏向けにされこすられていく。こすり終わるとまたあの生ぬるいお湯をかけてくれる。そして今度はタオルに石鹸をつけたようなもので洗われている感触に変わった(ずっと目をつぶっていたので実際はわからない)。そしてまたあの生ぬるいお湯。「お疲れさん」、韓国語で声をかけられ、ようやく「垢すりの儀」が終わったことを知った。シャワ-を浴び、38℃のお湯につかる。腕を撫でてみるとツルツルだった。そして、あのアジュンマが待っていることを思い出し、支給された2セットめの服を着て、例の靴のロッカ-に行く。でもどうして靴のロッカ-なのか。椅子も何もないのに。受付の前なら椅子もあるしTVもあるのに。
アジュンマについて、 火汗蒸幕のフロア-よりさらに1つしたの階に行く。アジュンマは、「ここでのマッサ-ジで基本コ-ス終わりある。あとはいつ帰っても関係ない」と去って行った。見ると、そこは、唐突にタイだった。サワディカ-人形が複数あり、壁には象の顔が掛けてあった。「おお、ようやくタイのお姉さんの優しいマッサ-ジか」という私の儚い期待はあっさり裏切られ、さっきの垢すりのアジョシよりもう少し若いアジョシが私を個室にいざなった。そして「スポ-ツ・マッサ-ジ」という名の拷問が繰り広げられた。とにかく痛いのである。気持ちよさ「2」に対し痛さ「8」くらいの割合である。とにかく、「アジョシ」+「スポ-ツ・マッサ-ジ」=「痛い」という公式が出来上がってしまった。ここでの私は、台所の流し台ではなく、石仏になるべく彫られている石のような感じだった。アジョシがどこか触るたびに痛く、その痛みが悦びに変わることはなかった。ようやく「スポ-ツ・マッサ-ジ」から開放されてお茶を飲んでいると、「タイ・マッサ-ジ」を受けていた家内がやってきた。驚いたことに、「上手で気持ちよかった」と言う。やはり、残り物には福があるようだ。
それから、また火汗蒸幕に入ったり、お風呂へ入ったり1時間ほどを過ごし、トータルの滞在時間3時間ほどで、火事にあうこともなく、無事その火汗蒸幕の館を後にした。
はっきり宣言しよう。私はタイやバリのやさしいお姉さん(おばさんでもいい)たちの柔らかなアロマ・オイルマッサ-ジが好きだぁ!!!
侵略すること「火」の如く
湧き出すこと、「汗」の如く
シュウマイを作ること、「蒸」の如く
囲い込むこと、「幕」の如し
これでは武田信玄ではないか(ちょっと違うかも知れない...火しか合ってない)。彼も隠れ里の隠れ湯に「火汗蒸幕」システムを採用していたのか?
行ったのは、大手観光ガイドブックにも載っていた、うちのアパ-トから歩いて10分ほどの「 火汗蒸幕」である。入り口はビルの裏通り側の横手で、ちょっどそのビルが工事中だったこともあり、入り口付近には建材が積まれていたりして、「う~ん、これは、もし火事になったらきっと助からないような所かも知れない」と、すでに及び腰になる。「日本語ができる」とガイド・ブックに記されていた受付で、予約をしていたことを告げる。「基本コ-ス」は、いかなるものでどのようなメニュ-になっているのかを聞いたが、「95,000ウォンだ」と言うことと、「4つのマッサ-ジから1つ選ぶ」ということしか聞き出すことはできなかった。言われるままに一人95,000ウォンを払い、「スポ-ツ・マッサ-ジ」なるものを選んだ。ほんとうは、「アロマ・オイル・マッサ-ジ」が良かったのだが、メニュ-になかった。家内も、「スポ-ツ・マッサ-ジ」を選ぼうとしたが、そのマッサ-ジ師が一人しかいないと言われ、「タイ・マッサ-ジ」を選んだ。この辺りから、すでに不安感・不信感が出てくる。ロッカ-の鍵と2セットの着替えをもらう。
「はい、ここに靴を入れます」、まずは靴のロッカ-に案内される。「この先は、サウナ(お風呂)ある。シャワ-だけする、10分後に着替えてここ来る。私待ってる」、と案内のアジュンマが言う。温度の違う3つの浴槽があり、普通のサウナも併設されている。韓国のサウナ(お風呂)は、「前を隠さない」システムなので、みなさん大手を振って風呂場を闊歩している。一人、全身刺青の人もいた。シャワ-を浴び、ぬるめのお風呂につかると、すでに10分経過。あわてて、体を拭き、支給されたTシャツに7部丈の短パンに着替え、靴のロッカ-の場所に行く。
「さあ、行きます」。案内のアジュンマについて階段を下りると、そこには予想していなかった風景が...7~8人のアジュンマが御座をひいて、その上で輪になって座り、何か飲み食いしているのだ。圧倒的に寛いでいる。そして、そんなグル-プが他にももう一つ。別の所では、ひいた御座の上でカップルがくっついて寝ている。ここは、40年前の海水浴場かと思うばかりの風景である。しかし、よく見ると、御座だと思ったのはヨガなどで使いそうなマットだった。寛いでいるのは、「火汗蒸幕 」で消耗した体を休めているらしい。「ここで、飲んだり食べたり出来るよ。ロッカ-の鍵で買い物できる。あそこに二つ 火汗蒸幕(プルハンジュンマク)がある。出たり入ったり。あそこに氷の部屋ある。20分経ったら、前の場所に来るください」。アジュンマの説名を受け見渡すと、確かに岩で出来た大きなカマクラのようなものが2つある。それぞれの入り口付近には温度表示があり、「83℃」と「56℃」だった。窓からのぞいてみると中では何人か人が座っている。入り口の横にはコ-ヒ-豆の袋のようなものが置いてあり、どうやらこれを持って入るらしい(ガイド・ブックの写真で見た)。早速、「83℃」の方に入る。入り口は保温のためだろう、小さくて腰をかがめて入る。お茶室へ入るようだ。中は直径4~5メートルのド-ムである。他の人に習ってコ-ヒ-豆の袋(?)を床に敷き、その上に座る。入って30秒もたたないうちに体から汗があふれ出す。通常のサウナではこんな風にはならない。まさに、「火汗蒸幕」そのものである。座禅に似たようなポーズをとり、「ポトポト」、自分の汗が流れ滴り落ちる音を聞きながら、ゆっくり腹式呼吸を繰り返す。冷凍シュウマイを持ってこなかったことを後悔する(あのアジュンマたちが食べているのはきっと、持ち込んだ冷凍シュ-マイか冷凍豚マンに違いない)。5分も経っただろうか、足が熱くて我慢できず火汗蒸幕を出る。そして、隣の「56℃」の方へ入る。カマクラの入り口には、「紫水晶ナンタラカンタラ」と書いてあった。中に入ると、 火汗蒸幕から来たものにとって大変快適だった。実際その狭いド-ムの中で鼾をかいて寝ている人もいた。壁一面に確かに紫水晶のようなものが埋め込んであったが、真偽のほどはわからない。私は基本的に懐疑的な人間なのだ。 火汗蒸幕に比べ、あまりにぬるいので、今度は氷の部屋に入った。しかしそこは氷の部屋というより、あまり霜取りの出来てない冷蔵庫の中といった感じで、表示温度も「6℃」と、外気温とあまり変わらない。「せっかく来たのだから」と、再び 火汗蒸幕に戻る。そしてあふれる汗を楽しんでいると、案内のアジュンマが入り口から顔を覗かせ、「時間ですよ」と森光子のようなことを言った。いつの間にか25分が経っていて。「すみません...」
「垢すり、予約してる。早く、早く」、アジュンマにせかされ、例の靴のロッカ-の所へ戻る。そこで、風呂場担当?のアジョシにバトンタッチ。シャワ-を浴び、浴槽に浸かっているよう支持される(すべてボディ-・ラングェッジのみ)。5分ほどすると、別の40歳くらいのアジョシが目で合図をして、こちらに来るようにとサインを送ってきた。そちらに行くと、そこに横たわるようにと手で合図を送ってきた。そこは、洗い場の片隅に3台の手術台のようなものが置かれた、まったくのオ-プン・スペ-スだった。ここで垢すりが行われるらしい。前述したように、韓国のお風呂は一切「前を隠さない」仕来りである。まったくの生まれたままの姿(50年以上経っているけど)でオ-プン・スペ-スに横たわるのは、精神的抵抗感がある。「うつぶせ?」微かな願いを込めて、手まねで聞いてみる。「もちろん仰向けだよ」、仕草で返事がある。0.5秒ほどの逡巡のあと、心を決めてその台の上に仰向けに寝る。そして、自分のその姿を想像しないように努めた。生ぬるいお湯が全身にかけられる。「ん?」、その生ぬるさが妙に柔らかく気持ちがいい。すると、右手が持ち上げられ、その40歳ほどのアジョシの素の太ももの上に置かれる(垢すりのアジョシは水泳パンツのみをはいている)。「ええっ?」、生まれてこの方、成人男子の太ももに肌と肌で直接触れ合うことなど1度もなかった(はずだ)。「お母さん、ごめんなさい」。そんな私の心の動揺など知るはずもなく、アジョシは私の手を腕を垢すりグロ-ブでこすり始める。「あれっ?」、しばらくするとそれが意外と気持ちいいと思うようになった(肌と肌の触れ合いではなく、垢すりグロ-ブでこすられている感覚)。そしてどういうわけか、私は自分自身が台所にある流し台になったような気がした。私は流し台になり、誰かが柔らかめのタワシできれいに磨き上げてくれている、そんな感覚だ。流し台は羞恥心から自由だ。ただ、自分が磨かれていることのみを楽しむことができる。横向きにされ、裏向けにされこすられていく。こすり終わるとまたあの生ぬるいお湯をかけてくれる。そして今度はタオルに石鹸をつけたようなもので洗われている感触に変わった(ずっと目をつぶっていたので実際はわからない)。そしてまたあの生ぬるいお湯。「お疲れさん」、韓国語で声をかけられ、ようやく「垢すりの儀」が終わったことを知った。シャワ-を浴び、38℃のお湯につかる。腕を撫でてみるとツルツルだった。そして、あのアジュンマが待っていることを思い出し、支給された2セットめの服を着て、例の靴のロッカ-に行く。でもどうして靴のロッカ-なのか。椅子も何もないのに。受付の前なら椅子もあるしTVもあるのに。
アジュンマについて、 火汗蒸幕のフロア-よりさらに1つしたの階に行く。アジュンマは、「ここでのマッサ-ジで基本コ-ス終わりある。あとはいつ帰っても関係ない」と去って行った。見ると、そこは、唐突にタイだった。サワディカ-人形が複数あり、壁には象の顔が掛けてあった。「おお、ようやくタイのお姉さんの優しいマッサ-ジか」という私の儚い期待はあっさり裏切られ、さっきの垢すりのアジョシよりもう少し若いアジョシが私を個室にいざなった。そして「スポ-ツ・マッサ-ジ」という名の拷問が繰り広げられた。とにかく痛いのである。気持ちよさ「2」に対し痛さ「8」くらいの割合である。とにかく、「アジョシ」+「スポ-ツ・マッサ-ジ」=「痛い」という公式が出来上がってしまった。ここでの私は、台所の流し台ではなく、石仏になるべく彫られている石のような感じだった。アジョシがどこか触るたびに痛く、その痛みが悦びに変わることはなかった。ようやく「スポ-ツ・マッサ-ジ」から開放されてお茶を飲んでいると、「タイ・マッサ-ジ」を受けていた家内がやってきた。驚いたことに、「上手で気持ちよかった」と言う。やはり、残り物には福があるようだ。
それから、また火汗蒸幕に入ったり、お風呂へ入ったり1時間ほどを過ごし、トータルの滞在時間3時間ほどで、火事にあうこともなく、無事その火汗蒸幕の館を後にした。
はっきり宣言しよう。私はタイやバリのやさしいお姉さん(おばさんでもいい)たちの柔らかなアロマ・オイルマッサ-ジが好きだぁ!!!







韓国では、ふつうのサウナには入りますが、火汗蒸幕はまだ未経験です。私の周囲にいる女性たちは、韓国で火汗蒸幕をするのが楽しみのようですが・・・・。
by krause (2010-03-29 16:00)
私は寒がりの癖にのぼせ易いのでサウナやホットヨガなどは一切無理なので、「火汗蒸幕」を体験することができないのが残念です。マッサージは大好きです。韓国にも探せば優しいお姉さんのマッサージやスパがありますよね、きっと。。
ところで、韓国はすべてハングル表記と聞きましたが、漢字の表記も町を歩けばあるのですか?
by Bonheur (2010-03-29 20:40)
火汗蒸幕、なかなか気持ちよさそうですね。
垢すりのくだりでは、わがことのようにうっとりした気分になりました。
きもちよさそ~(^^♪
次回はタイ・マッサージの方でお試しされてはどうですか?
by ももんが (2010-03-29 21:01)
オモ、、、最近読んだ本によれば汗蒸幕は女性専用だとの話でしたが、全身モンモンの方まで@@??
その本によるとなんでも1980年代は汗蒸幕(女性専用)とサウナ(男性専用)に分かれていたのが、90年代になると男女一緒に楽しめるチムシルバンが登場し、デートの場所としてもカップルも多く過ごしているとか。
私は行ったことがないので真偽のほどは分かりかねますが、どうやら日本のスーパー銭湯に近いもののようです。
そしてここでゆで卵を買って、相手のおでこにぶつけて殻を割るのだそう。
さらに頭にタオルを巻くときは両端をくるくる巻いて羊の角のようにするとか・・。
雀翁さん、せっかくなのでこっちでも文化体験してきてくださいな^^
こちらは500~800円程度のようですし♪
by maki (2010-03-29 23:53)
krauseさん、
「火汗蒸幕」で出る汗の量は尋常ではありません。そう言えば女性の方が多かったような気がしました。マッサ-ジとかアカスリをしなければ、手ごろな値段なので、常連も多いのだと思います。
by 雀翁 (2010-03-30 12:42)
Bonheurさん、
そうです。何もこんな痛く恐いところへいかなくても、やさしいお姉さんのマッサ-ジ(ちゃんとした所)は必ずあると思います。次回はそういう所へ行きたいものです。でも、私はきっと、プ-ケットやバリと比較してしまうでしょう。
基本的に全部ハングル表記ですが、店によっては、漢字・ひらかな(日本食店、繁華街の化粧品屋など)を出しているところもあります。ハングルは読むだけなら、かなり簡単に習得できます(私でも98%読めます)、ただ読めるのと意味がわかるのは別の話です。いわば、ロ-マ字が読めるという感じです。
by 雀翁 (2010-03-30 12:49)
ももんがさん、
アカスリは、羞恥心さえ捨てることができればとても気持ちいいと思います。人に身体をさすってもらうというのは、基本的に気持ちいいことだと思います。変に筋肉をほぐそうとか、ツボを刺激しようなどと言う邪念?が入ると、痛くなるのです。
by 雀翁 (2010-03-30 12:52)
makiさん、
モンモンの人を見かけたのは一般浴場部門(サウナ部門)でした。あの人が、火汗蒸幕のド-ムに入ったかどうかはわかりません。火汗蒸幕には「弱い人」はなかなか入れません。
火汗蒸幕のド-ムのところは規定の服を着ることになっているので、男女兼用です。何組かのカップルがくっついて寝ていたので、けっとばしてやろうかと思いました。
>相手のおでこにぶつけて殻を割る???
ろくなことしませんね。10個に1個は生卵を入れておいてもらいたいものです。
チムジルバンはス-パ-銭湯のようだとは聞いています。そのうち...
by 雀翁 (2010-03-30 12:57)
その折には生卵をおでこで割って、羊型に巻いた手ぬぐい姿で画像アップ(顔はモザイクでもいいですよ)ヨロシクです ̄m ̄ププッ
by maki (2010-03-30 17:26)
makiさん、
まっぴらおことわり!
by 雀翁 (2010-03-30 17:56)
うふふふふ・・実況中継、大変楽しく読ませて頂きました~(~o~)
この手の話についてはわたしもいろいろと体験談があるのですが・・・
スッポンポンの話やら何やかやと~~でも、ここでは言えない!(>_<)
で、火汗蒸幕については韓国案内のTVで見たことがあるだけですが、
あんな熱いのはわたしには無理!
それと垢スリも肌が弱いもので後が恐ろしくて無理!!
というわけで、わたしも雀翁さん同様に、
何処からかキムチの臭いがしてきそうな穴倉ではなく、
青い空の下、これまた青い海をバックにそよそよとした風にあたりながら、
やさしいお姉さんのツルツルした柔らかい手でのマッサージがイイ~~!(^^)!
ところで雀翁さん、そんな痛いマッサージに耐えて、揉み返しはなかったの?
あくる日は大丈夫だったのかしらん(?_?)
by collet (2010-03-31 13:33)
colletさん、
colletさんも是非SっぽんPん(セクハラで訴えられないよう一部伏字にしました)の話やかやと記事にしてください。楽しみにしています。
他の方にもお返事しましたが、火汗蒸幕はほんとうに驚くほど汗が出ます。気持ちいいですよ(服はビショビショになって気持ち悪いけど)。キムチの臭いはしませんのでご安心を。
まったく、お金を払って痛い目に合うなんて、世の中おかしいです。責任者出て来い!揉み返しというほどのものは無かったのですが、その日1日痛さが継続したように記憶しています。
>青い海をバックに
>そよそよとした風にあたりながら、
>やさしいお姉さんのツルツルした柔らかい手
最高ですね。ただ、そのとき油断すると気持ちよくて眠ってしまい、その心地よさを記憶できないことがあるので要注意です。
by 雀翁 (2010-03-31 18:51)
コメント欄も相当面白い\(^o^)/
一粒で二度(記事本文とコメント欄)楽しめる、雀翁さんのブログですねえ。
>>SっぽんPん
これ、colletさんのコメント読まなければ何のことかわかりませんでした。
この略語の方が卑猥な感じがしますが・・・そこがウケル!
あと、私もハングル読めるくらいは勉強しようと思います。外国語ちょっとやると面白さが広がりますね。今知ってるハングルは
・アニョンハセヨ ・カムサハムニダ ・マシッソヨ ・サランヘヨ
・トッポギ ・チャプチェ ・プルコギ
くらいなので、買い物できるくらいの語彙は勉強したいと思います。
by Bonheur (2010-03-31 22:12)
Bonheurさん、
久しぶりにBonhearさんに褒めていただいて恐縮です(関西人には「おもしろい」が最大級の褒め言葉です)。「SっぽんPん」に卑猥さを感じる...確かに、下手に隠す方がいやらしいですね。
ハングルは3時間集中してやると90%以上読めるようになります。そしてそれを口の中でつぶやいていると、その語源が中国である場合意味がわかることがあります。例えば、カムサハムニダの「カムサ」は「感謝」です。発音もほとんど同じです。
「ハングルが読めて、発音的駄洒落がわかるセンスがある人は、韓国語の20%を理解できる」というのが私の持論です(今、考えたところですが)。
いよいよ4月、新しい社会に入っていく人がたくさんいます。私も30年前、そんな一人でした。フレッシュマン・ウ-マンたちに心からの声援を送りたいと思う今日この頃です(たぶん、今日だけ)。
by 雀翁 (2010-04-01 08:26)
>>・・・というのが私の持論です(今、考えたところですが)。
爆笑!!(^O^)
雀翁さん、こういうギャグも韓国の同僚の方に言っていたりするのですか?
私が雀翁さんのアシスタントだったら、笑い転げて仕事が進まなそうです(^O^)
今後を背負う若い人たち、健康に気をつけてのびのびやってほしいですね(10年前、自分がやたらと気負って疲れたので)
今日、とあるシニア層の方を見て、「自分もこんなにこやかな年の取り方をしたい」と思いました。人の役に立ってなんぼだなあ、と思ったり。
今日見た桜は満開でした!韓国はどうですか?
by Bonheur (2010-04-01 18:44)
Bonheurさん、
ギャグを言うには、やはり言語力が必要で、20%理解したと勝手に思っている程度では、無理です。誤解があっては困るので書きますが、私はそんなにおもしろい人ではありません。
にこやかな年をとったように見える方は、それぞれ厳しい若い時代があってのことだと思います。
ソウル桜開花情報:「つぼみめっちゃ固し」
by 雀翁 (2010-04-02 08:14)
かえって疲れてしまったようですね おあいにく様
by COLE (2010-04-11 05:53)
私も、昨年ソウルの垢すりに友人や娘と行きました。
私たちは、そこを「注文の多い料理店」と呼び。
友人は、例の手術台の上で「幽体離脱」したと言っておりました。
うーん、流し台に変身した人もいたのね(←ハリーポッターの世界)
垢すり用のタワシも「使いまわしだぁ」と思ったけれど
見ない&考えないことにしました。
力いっぱい垢すりをされて台から落ちそうになるので
しがみついた台のヌルっとした感触が。。。
しかし、これでもかという程垢すりをする仕事ぶりに
韓国女性のプロ根性と勤勉さを感じました。
山猫軒にはもう行きたくないです。
by シェルティ (2010-04-27 00:14)
シェルティさん、
明るい光の下、公衆のスペ-スで真っ裸で上向きに横たわるというのはかつてない経験でした。正しい垢すり作法として、手術台の上では、無我の境地になることが大切だと思います。幽体離脱されたというお友達は、なかなかの「垢すられ上手」と拝見しました。
私も山猫軒の半径13m以内には決して近づくまいと決心しました。
by 雀翁 (2010-04-27 08:42)